田中 新吾

AIにはない身体、心、を健やかに保つことに改めて真剣に向き合い、取り組んでいきたい。

タナカ シンゴ

今年に入ってまた私の中の「心身の健康」に対する意識が著しく高まってきています。

「また」と付けているのは、2019年〜2022年ぶりに、だからです。

その時は、禁酒、白湯などを通して、心身の健康にかなり向き合っていました。

それもあって、今でも白湯は飲んでいますし、お酒も本当に必要な時以外は飲みません。

で、今年に入ってまた「心身の健康」に対する意識高まっているのですが、この高まりに影響しているのは間違いなく「AI」の存在です。

あらためて言うまでもありませんが、AIが多くの知的作業や判断を代替できるようになっており、この流れは今後ますます加速していくことはもう明らか。

文章を書く、分析する、要点をまとめる、資料を整える、アイデアを出す。

これまで人間が「頭を使ってきた仕事」は、すでにAIの得意分野として社会にがっちり定着しました。

AIが登場する以前は、このような「知的労働」は人間の特権であり、そこに価値があるとされてきましたが、今やその多くがAIを用いることで大きく「効率化」できてしまう時代です。

こうなると、逆に「人間にしかできない」あるいは「人間にしかない」ことに光を当てようとするのは必然的な流れだと思います。

私以外の数多の方々がこの辺について考えているのもよく知っています。

じゃあかくいう私はどんなことを考え、どうしていこうとしているのか?について現時点の考えを簡単に残しておきたいなと思いました。

結論から言うと、前回の時以上に、持続的に、「心身の健康」に真剣に向き合って、取り組んでいきたいと考えています。

AIにはない身体、心、それを健やかに保つ

AIがなかった時代は、やはり知的労働に必要な知識やスキルを得ることの価値は非常に高かったわけですが、AIがここまで浸透して、誰でも同じようなパフォーマンスが出せるようになると、それらを得る価値は相対的に下がります。

昨年中頃からこの実感は強まるばかりです。

しかし一方で、そうなっていくとするならば、人間にしかない「心身の健康」の価値が高まっていくのも間違いない、という実感も強まってきました。

スキルや知識を一生懸命得ないといけなかった時代でも、心身の健康は確かに大事だったけれども、二の次、三の次だったのではないでしょうか。

ところが、今さまざまな高性能なAIが登場したことによって、スキルや知識を昔のように時間をかけて得る必要性はなくなりました。

語学の壁が壊れるのももう目前です。

このような状況の中で、知的労働に必要な知識やスキルを昔と同じように獲得しにいくことにどれほどの意味があるのかは考えたいところ。

私が思うに、そうなったのであれば流れに身を任せて(AIが得意な部分はAIに任せて)、今ままで十分に向き合うことができなかった部分に向き合うことをした方がいい。

それが私の場合、身体の健康心の健康、ということです。

AIにはない身体、心、それを健やかに保つこと。

それにこそ真剣に向き合い、全力で取り組んでいきたい。

もう少し具体的に言えば、

身体の健康は、

  • バランスの取れた食事、無農薬・オーガニック・発酵食品など身体に優しい食品の選択、加工食品や糖質・添加物の過剰摂取を避ける
  • 有酸素運動、筋トレ・体幹トレーニング、柔軟・ストレッチ、ヨガなど可動域を広げる活動
  • 睡眠の質を保つ(時間・リズム・環境)、適切な休息(昼寝、瞑想、入浴他)
  • 血流改善(温活、白湯、マッサージ、入浴、冷え対策)、姿勢改善、呼吸法、健康診断やメンテナンス(歯科・内科・整体ほか)

といった取り組みによって保たれます。

そして、心の健康は、

  • 芸術・文化・音楽・映画などからの刺激、書く・描く・演奏するなど創造的な表現、自然とのふれあい(森林浴、海、星空ほか)
  • 家族・友人との良好な関係の維持、コミュニティ・趣味の集まり・ボランティア、安心・信頼できる関係性の中での自己開示と共感
  • ストレスマネジメント(マインドフルネス、呼吸法、ジャーナリング他)、感情の認知と受容、デジタル・SNSとの適度な距離感

といった取り組みによって保たれると思っています。

身体の健康も心の健康も、既に取り組んできているものもありますが、これらの点について、今までよりも何倍も探求していきたい。

さらに言うと、このような「身体の健康」と「心の健康」を保つことを、自分に対してだけでなく周囲の関係者に対して行っていきたいという考えです。

例えば、オンラインコミュニティを育む、地域コミュニティを育むようなものは、周囲に対して心の健康を保つための取り組み位置付けられます。

心の健康や身体の健康を保つために、実践してみてよかったことを共有したり、発信をしていくことも周囲の関係者のために、に位置付けられます。

例えば、以下のようなものです。

五感を総動員して情報化に取り組む

当たり前のことかもしれませんが、思うに、この二つに本格的に向き合うことで、人間の五感は正常に作動する。

今だからこそココに取り組む意義が高いのではと直感的に思っています。

そして、正常に作動している五感を総動員して、養老孟司さんの言う「情報化」をしていく。

僕は「情報化」という言葉をちょっと違う意味で使っています。僕の言う「情報化」は、五感から入ってきたものを情報に変えて人に伝える、ということです。たとえば自分の目で見たものを、文章として表現することなんかそうですね。

(中略)

一方で、今みなさんがやっているのは「情報処理」なんですよ。すでに情報になったものをどう扱うか、ということをしている。

「情報処理」業になったさきがけは医者の世界ですね。患者じゃなくてカルテを見ている。すると医者は、AIに置き換えられるからいらなくなるんですよ。

子どもにそういうことをやらせる必要はありません。**だってどうせ情報処理はAIがやってくれるんだから。一番難しいのは、現物を情報化していくことなんです。

「今は世界が半分になっちゃった」養老孟司さんに聞く、もう半分の世界のこと

情報処理は今やAIの専売特許ですが、情報化は人間にしかできない行為だと思います。

なぜなら五感を備える身体があるのは人間だけだから。

情報処理はAIを用いて最大効率化し、自分は情報化の部分に注力をする。

そして、「身体の健康」と「心の健康」を保つために活動をしている最中にインプットされる情報は、obsidian(タナシンの裏庭)に一元管理して、耕して、丁寧に育てていく。

行動の管理は引き続きタスクシュートです。

今回書いておきたかったことは以上になります。

UnsplashEneko Uruñuelaが撮影した写真

【著者プロフィール】

著者:田中 新吾

AIの登場によって、何に注力すべきかが自分の中で明らかになってきた感じがします。

ハグルマニ 代表|お客様のプロジェクト推進に必要とされる良き「歯車」になる、がミッション| 現在は、大企業様、中小企業様、NPO法人様など複数のプロジェクトの歯車になっています|タスクシュート認定トレーナー|栢の木まつり実行委員会|名前座考|「身体の健康」と「心の健康」を保つこと、に興味関心があり取り組んでいます。

●lit.link 田中新吾

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