「ビジネスもキャリアも、縁に導かれてやってくる、と覚えておくといい」という話がまったくその通りだと思った。

少し前に、Xのタイムラインに以下のような投稿が流れてきました。
ご縁は大事。だからといって、誰でも彼でも会えばいい、というものでもない。会ってはいけない人も、たくさんいる。
— 規格外 (@shinkaron) May 7, 2025
ゆえに、いい人が周りにたくさんいる人(「いい人ハブ」となっている人)との出会いとつながりが大事になる。ビジネスもキャリアも、縁に導かれてやってくる、と覚えておくといい。
特に刺さったのは「ビジネスもキャリアも縁に導かれてやってくる」という点。
自分の経験的にも非常に納得のいく主張で、全くその通りだなと思いました。
個人的にここに補足をするならば、先日書いた以下のブログにある通り「面識関係のある縁に導かれてやってくる」となりそうです。
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私は今「ハグルマニ」という屋号で、個人事業主として仕事生活を送っています。
この名で、本格的に活動をはじめたのは2023年10月になるので、現時点で1年半以上が経過しましたが、今のところ絶えず仕事がある状況です。
現時点において、一体どのようにして私は仕事を得ているのか?
広告は一切かけず、Xやブログによる情報発信がベース。
稀に問い合わせや、SNSでの結びつきから発生するビジネスもありますが、振り返れば大半が「紹介」と「リピート」になります。
つまり、縁に導かれてハグルマニのビジネスは生まれているということ。
そして、この状況があったからこそ冒頭の投稿に強く納得したのだと思います。
正直言って、半年、1年後に今のビジネスがどうなっているのかは皆目見当もつきません。
AIの進化のスピードを考えるとなくなる仕事もありそうです。
でも、「ビジネスは縁に導かれてやってくる」については確信感が強いため今現在のご縁、さらにはこれからできる縁を全力で大事にしていくことだけは心に決めています。
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縁からビジネスが生まれるという点については最近も実感することがありました。
つい先日、私が大変お世話になっているグラフィックデザイナーのゑ藤さん(正確には、ゑ藤さんの奥様と、最近事務所に入られた若手の社員さんも含む3名)と久々に食事をさせていただく機会がありました。
ゑ藤さんは、本ブログメディアRANGERのタイプフェイスを作ってくださった方です。
数年前には以下のプロジェクトもご一緒させていただきました。
デザイン事務所STUDY LLC.にお声がけいただき携わらせてもらった学校法人の「VI計画・ブランディング」プロジェクトの事例が、STUDY LLC.のHP上で公開となりました。想像を遥かに超えたアウトプットになった思い出の深いプロジェクトです。ありがとうございました。https://t.co/UFU8Ju43g7 pic.twitter.com/mlKexuiuXr
— 田中 新吾 (@tanashin115) May 15, 2025
ゑ藤さんの実績はどれを見ても秀逸で学ばせていただくことが本当に多い。
是非一度ご覧になってみてください。
そんなゑ藤さんから、食事を摂っている際に、私がサービスの一つとしている「命名」について、以下のようなコメントを頂戴しました。
田中さんの命名は、ひとつひとつが単体としてわかりやすいにもかかわらず、それらが無理なく自然に連なり、ひとつのネットワークやアイデンティティをなしている点が面白く、興味深いです。
実はここ数年の命名活動の総体として、「命名創研」というプロジェクトを本格的に立ち上げようと昨年末から準備を進めてきたのですが(骨組みは大体できている)、「ローンチするには商品が必要。でもそのアイデアがまだ十分に練られていない」と感じていたところでした。
そんな折、ゑ藤さんのコメントが不足感をしっかり補う大切なピースとなったのです。
そして、皆さんと別れた後、突然これまでの思考のカケラがすべて結びついていくかのように、「命名創研」の核となる「商品(コンセプト+名前 => 自分なりの答え)」アイデアが生まれました。
ちょっと早いのですが、この経験は間違いなく今年のベストスパーキング候補です。
本件のビジュアル化については、それこそゑ藤さん達に仕事としてご相談をしたいと思っており、対外的にお披露目するまでにはまだしばらく時間がかかりそうですが、今後の大きな楽しみの一つができました。
そして、ここでもビジネスは縁によって導かれてくるということを強く実感したのです。
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また、私が思う「キャリア」とは、「ビジネスの積み上げによって後から形づくられていくもの」です。
ゆえに、これまでにバックキャスティング的にキャリアをどうするか?といったことはほとんど考えたことがありません。
強いて言えば就職活動の時くらい。
そして、ビジネス自体が「縁」によって導かれてくるのだとすれば、キャリアというビジネスの総体もまた、縁によって導かれてくるという解釈です。
この辺の話は、以前書いた「ブランデッド」の考え方にも近しいと思ってます。
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話を冒頭の投稿に戻します。
いい人が周りにたくさんいる人(「いい人ハブ」となっている人)との出会いとつながりが大事になる。
この部分も確かにその通りだと思います。
人脈も山脈と同じように連なっているものだからです。
知人から教えてもらった「山が連なっているのが山脈であるように人脈も連なっている。低い山脈には低い山々が、高い山脈には高い山々が連なっている。人脈も同じで、視座の高い人たちが連なっている人脈にアプローチできれば、次々と視座の高い人たちとの人脈を築ける」というアナロジーが美しすぎる。
— 田中 新吾 (@tanashin115) February 6, 2022
これも経験的に実感が強い。
しかし同時に思うのは、昨今ではAIが様々な業務を効率化していく中、「人間関係だけは効率化することができない」という考えはまだ私の中から除かれていないということ。
人間関係は「かけた時間」こそがリターンを決めるもので、いまだに効率よくみたいな話ではないのかなと。
ゆえに、効率的に「いい人ハブになっている人」と出会うことは正直言って難しいと思ってます。
大事なのは、いい人ハブになっている人にいつか出会うことを目標に、日々全力で人と出会い続けることだと思っています。
以前ブログにも書きましたがつまりは「数を当たるというチャレンジを諦めない」ということ。
今回書いておきたかったことはこんなところです。
UnsplashのRémi Walleが撮影した写真
【著者プロフィール】
著者:田中 新吾
ビジネスもキャリアも、縁に導かれてやってくることをしっかり覚えておきたいと思います。
プロジェクト推進支援のハグルマニ代表。 お客様のプロジェクトの推進に必要とされる良き「歯車」になるがミッション。 現在は、大企業様、中小企業様、NPO法人様など複数のプロジェクトの歯車になっています。 ネーミング、習慣、コミュニティ、地域づくり、タスクシュート、白湯、情報化、情報処理が探求と実践の領域。
●lit.link 田中新吾
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