そんなのは謙遜じゃない。
どうも、田中新吾(@Shingo_tna)です。
巷ではタナシンとも呼ばれています。
「イケメンですね」と言われて「ありがとうございます!」と応えるひとは「そんなことないですよ〜」と謙遜するひとよりも色んな面でイケメンだと思う。美人も同じ。謙遜は必ずしも美徳ではないし、謙遜と遠慮はし過ぎると嘘になる。個性を褒められて「ありがとう!」と言えるようにならないと。
— 田中新吾 (@Shingo_tna) November 22, 2018
今朝、こんなツイートをしました。
僕はもともと「謙遜」してしまいがちな性格の持ち主です。
「仕事できるねー」と言われると「いや、そんなことありませんよー」
「優秀だよねー」と言われると「いや、そんなことありませんよー」
「結構イケメンだよね」と言われると「いや、そんなことありませんよー」
数えたことはないけど「いや、そんなことありませんよー」を今まで何度口に出してきたことか。特に、20代にこれを積み重ねた自覚があります。
最近は随分減りましたが。
「いや、そんなことありませんよー」とついつい言ってしまっていた背景には「謙虚でありたい」という気持ちが強くあったから。
「仕事できるねー」と言われれば確かに嬉しいので、自信にはなります。
だけど、その自信に堕ちたくはない。堕ちるとその先に待っているのは奢りだから。だからこそ、謙遜をすることで自分を謙虚な状態にしようしてしまっていたのかと。
そんなのは謙遜じゃない
でも、20代後半に差し掛かった時、ふと思ったんです。
「そんなのは謙遜じゃない」と。
謙遜することはいいことなのかもしれないけれど、自分がやったことの価値をまるで正反対に言うのは、謙遜ではない。
だって、「いや、そんなことありませんよー」の裏では口に出さないだけで大小あれど「そうなんですよ」と思っているわけなので。口と頭が一致していなく、むしろタチが悪い。
その時、謙遜は過ぎると「嘘」になるなとも思いました。変に自己欺瞞を生んでしまう。これは「遠慮」も同じなんですが、この二つは自分に嘘を付きやすくしてしまうものなので取り扱いは注意しないといけないなと。
それに、謙遜に満ちると「卑屈」にもなってしまう。
こんな風に、謙遜についてちゃんと考えたのは20代の後半になってからです。もっと早く気づけばよかったなあと心の底から思いました。
素直に受け止めていいし、それが一番健康的
誰かが褒めてくれたらそれを素直に受け止めて「ありがとうございます!」で良いんですよね。極めてシンプル。
「イケメンですね」と言われて「ありがとうございます!」と応えるひとの方が「そんなことないですよ〜」と謙遜するひとよりも色んな面でイケメンだと思います。
そして、メンタル的にも健康。これが一番重要かもしれません。
参考記事:謙虚さを「美徳としすぎる」のはよくない。
日本は、「縁起でも無い」とか「士気が下がる」とか言って、物事の悪い面は見ない傾向が強いです。こんな風に、いつの間にかなんとなく視点を固定化されていることが結構あります。「謙虚であること」や「謙遜すること」が美徳とされすぎているのもそうです。
自分がやったことの価値を自分自身で下げるようなことはしたくないし、誰かに評価されたのなら素直に受け止めていきたい。
下手でもいい、未熟でもいい。それが今自分の出せる一番の価値なのだから。
さいごに
今週のモーニングから今後が楽しみな新作がスタートしました。
今週のモーニングで新連載の「個人差ありの〼」がむちゃくちゃ面白くて、かなりビビった。衝撃すぎる第1話。来週も楽しみだ〜 pic.twitter.com/06b3fWb5w9
— 田中新吾 (@Shingo_tna) November 22, 2018
「夫婦」とか「女性」とか「男性」とか、色々な視点で考えが深まりそうな漫画です。
今から来週が楽しみです。
それでは今日はこの辺で!