田中 新吾

オン/オフではなく、なりきることにエネルギーを使う。

タナカ シンゴ

昔からなんですが、オン/オフの意識がほとんどありません。起きている間は常にオンで、オフになるのは眠っている時のみです。でも、眠っているときの自分は分からないので、もしかしたら眠っている時もオンなのかもしれませんが。

どうしてこのようにしているかというとオンとオフに境界線を引くと、逆に疲れてしまうからです。

ずっとオンだと疲れてしまうから、オフをつくるというのが一般的だと思いますが、僕の場合はそれを分ける方が逆に疲れます。

人間に限らずエネルギーを使うすべての物事に言えることですが、オフの状態からオンに切り替える時が一番エネルギーを使います。だからこそ、一番疲れるのもその時です。

このことが単純に嫌なので起きている間はオフを作りません。常に何かしらやっているか、または思考をしている状態を作っています。こうして考えてみると、何にも考えずにぼーっとしているときはあんまりないかもしれません。

喩えて言うと、HUNTER×HUNTERの「纏(テン)」のように常に微量ながらもエネルギーを出して、それを纏っているイメージです。

纏(テン):垂れ流しになっているオーラを肉体に留める。これによって肉体は頑強になり、常人よりはるかに若さを保てる。纏はあくまでも防御が主体で攻撃力が上がるわけではないし、防御力が上がるといっても、強い念ならば軽々とガードを突き破って致命傷を与えることが可能。自然体が最も纏を行いやすい。慣れれば寝ていても使えるようになる。泳ぎ方や自転車の乗り方と同じく、一度覚えたらまず忘れない。

こうしていた方が何かを「やろう!」と思ったときに素早く取りかかれるし、突発的な対人コミュニケーションも上手くいきます。

オフのときに急に電話かかってきてそのままの状態で電話に出たりすると、相手がせっかく相談をしようと思ってかけてきたのに気分を害してしまうなんてことも無きにしもあらず。

まあ、僕の場合、纏(テン)のエネルギーが人よりも少ないようで、周りからはオフのように見えることもあるようですが。自分自身としては纏(テン)をしている感覚です。

「なりきる」ことが重要である

すこし前にこんなブログを書きました。

参考記事:なりきるひとは強い。

なりきると、できることが急激に増え。なりきると、いけるエリアが急激に広がり。なりきると、話し方が急激に変わる。

こうやって、なりきる前と比べて格段に能力値が上がるんですよね。

僕はなりきることを大事にしているので、例えば、ブランドプロデュース案件に携わるときはそのプロになりきり、ブログを書くときはプロブロガーとかライターになりきるようにしています。

「もしも僕がプロだったらどうするか?」

「もしもプロのあの人だったらどうするか?」

こうした意識を持ち、とにかくそれをやるひとになりきることをします。なりきるためにエネルギーをたくさん使います。実際、プロなれているかいないかは重要ではなく、そうなろうとすることが重要だと思っています。

このなりきるは、HUNTER×HUNTERで言うところの練(レン)に近いかもしれません。

「練(レン)」:通常以上のオーラを生み出す技術。修練を積むことで生み出せるオーラの量は増え、戦闘では有利になる。

纏(テン)の状態から練(レン)へ。オフからオンにするためにエネルギーを使わずに、通常以上のエネルギーを出すことにエネルギーを使うんです。

人が1日に使えるエネルギー量は決まっているので、そのエネルギーをどのように使うかを考えることは、圧倒的に正しい戦略だと思います。

たとえば、一日のうちの「朝」が一番エネルギーがあるというのも、エネルギー戦略を考える上で、抑えておくべき重要事項だと思います。

さいごに

ちなみに、1日に使えるエネルギー量は決まっているけれど、外部からエネルギーを足すことはできると思っています。

「あ、なんか元気でた!」

これは外部からエネルギーを受け取った瞬間の最たる例でしょう。この辺りはまた別に書いてみたいテーマであったりします。

なんだか今回はとても抽象的な話になってしまいましたが「意識の置きどころ」的なネタは結構好きなので、これに懲りず書いていきたいと考えています。

読んでくださった方々にとって、この記事が何かしらの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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