田中 新吾

視点をもち視点を育てる。

タナカ シンゴ

昨日は知人と飯能の方で飲んでいました。(埼玉県です)

知人のおすすめで行く予定だった居酒屋が定休日でもないのに閉まっていて(田舎あるある)、さてどうしようかと思ってぷらぷらと探していたところ、路地裏に妙に感覚に訴えかけてくるお店があったのでそこに入ることにしました。そのお店は「呑」と書いて「どん」と読む、いかにも呑み好きが集まりそうな名前だった。

階段を上がりお店に入った瞬間「あーいいじゃん」という声がつい溢れてしまった。大好きな一枚板のカウンター。広々としたお座敷。月曜日だからか客も少なくとても静か。店内ははっきりとした灯というよりはぼんやりとした灯で薄暗い。一品物、揚げ物、鮮魚、定食などとメニュー豊富で充実しているのがすぐにわかった。日本酒の銘柄も多く、このお店を好きになるまでにそう時間はかかりませんでした。

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一通り注文をして、最後は雑炊&お茶漬けでシメて気持ちよく酔って終電ギリギリで家に帰りました。マスターが釣り好きで、鮮魚が一押しのようだけど、個人的には「葉しょうが」が最高だった。

その視点があるかどうか

駅までの帰り道、一緒に行った知人二人にこんな風に言われた。かなり満足していたみたいです。

タナシンさんは、いい店探すの得意ですよね

別に今回にかぎったわけではなく、時折別の人からもこのようなことを言われる。自分自身、そんな気はしないのだけど、言われるとちょっと考える。「なんでだろう」と。

「運がいい」という考えも当然あるのだけど、もう少し説明的に考えてみたい。そうすると、きっと「視点」の問題なんじゃないか?という仮説に行きついた。

僕がいく居酒屋といえばだいたい「カウンターがある」「家庭的」「小料理屋」「割烹料理」という要素を持っている。なぜなら「そういったお店」が好きだからだ。結構、集中的に行くものだから、人よりはその手のお店を知っている方かもしれない。中には事前に調べて行ってみたところもあれば、今回のように偶然見つけて入ったお店もある。

この「そういったお店」というのが「視点」という考え方だ。

そういったお店を見る、見つける視点が人よりも少しだけ「成長」しているのだと思うんです。視点を可視化なんぞできるものでもないので根拠はどこにもありませんが、この世の中の「なんとなくわかること」や「アタリがつけられるもの」の多くが、過去のデータベースに基づいていることを考えると、きっとそうなんだと思う。

あと考えられるのは、「調べていくよりも、とりあえずその場に行ってふらふらしながら探して決める」というスタイルをよくとるのですが、これも視点の成長にちょっと影響している気がします。

この視点があるからお金が稼げるかというとそんなことはないと思いますが、ただ僕といるとふらっと「いいお店」に入れるかもしれません(笑)もし、よければ今度一緒に飲みに行きましょう。

さいごに

何かの視点を成長させるためのコツは、その視点を「固定」し、その視点で「継続」して観察することだと思います。これ以外に成長のさせ方はない(はず)。そして、視点を誰かに与えられるようになったらまた世界が広がるのだと思う。

真面目な話、何かの「視点」を持って視点を成長させるという考え方は「ユニーク性」が社会から求められる今、結構重要なだと思います。

最後に、今回行った「呑(どん)」の口コミを載せておきます。

かなりおすすめできるので、お近くを通った際はぜひ立ち寄ってみてください。

飯能駅北口から北に向かって最初の信号を左に曲がった路地の先すぐの右側2階、徒歩2分です。道路上と2階に看板がありますから、すぐに分かります。中に入ると、カウンターと座敷とテーブルが3つほどのこぢんまりした居酒屋風に思えますが、右奥に20人ほど入れる座敷の宴会場があり、宴会料理も受け付けています。

ここでのお勧めはとにかく「お刺身」、マスターが釣り好きなのでとにかく新鮮で美味しいお刺身が出てきます。大衆居酒屋に慣れている人には驚きです! 時々変わった海の幸がお通しに出てくることもあります。串焼きは、松山風の味噌だれが付いていてこれもかなり美味しいです。最後に食事が出来るのがよいですね。ざるうどん、茶そば、雑炊、お茶漬け、おにぎり、刺身定食や天麩羅定食などもあります。営業時間は17:00〜23:00、日曜定休です。

それでは今日はこの辺で!
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