田中 新吾

異常な行動量が、質の次元を変え、熱というエネルギーに変わって人の心を動かす。

田中 新吾

先日、10X情報処理エキスパート講座のオフ会がありました。

とんでもなく充実感があり、かなり気が早いのですが今年一番よかったオフ会になりそうです。

このオフ会の中で確信を得たことがいくつかあるのですが、そのうちの一つを備忘録的に書いておこうと思います。

結論を先に言えば、異常な行動量が人の心を動かす、というものです。

これはAI時代だからこそ大事なことだとも思います。

猛者プレゼンで目の当たりにした「異常な行動量」

オフ会の中で、「猛者プレゼン」というプレゼンの時間がありました。

選ばれし6人が、10X情報処理エキスパート講座を受講した後に自分がそれをどう活かしているかを、1人15分ずつ発表する時間です。

そこが、めちゃくちゃ感動したというか、心が大きく動きました。

皆さん、10X情報処理エキスパート講座で学んだ「Excalidraw(エクスカリドロー)」という描画ツールを使ってプレゼン資料を作られていました。

Excalidrawは、簡単に言えば、手書き風に自由にいろいろ描けるObsidianのプラグインです。

デジタル上の手書きツールなので、AIでは(今のところ)絶対に作れません。
※AIが生成した画像は挿入できます。

私も今ではExcalidrawをよく使うからこそ分かるのですが、皆さんの資料、ものすごく手がかかっている。

たくさん考えて、たくさん時間を使って、そのプレゼンのアウトプットを作ったのだろうな、というのが見た瞬間に伝わってくる。

まさに圧巻の内容でした。

要するに、異常な行動量をその日、たくさん目の当たりにしたのです。

幾つか発表者のポストを添付しておきます。

この素晴らしい発表に大きな刺激を受け、心を動かされたのは私一人ではありませんでした。

リアル参加の約40人、オンライン参加の約50人、そして主催の飯塚さん、講師の皆さんも大きく感動していたと思います。

なぜ「異常な行動量」が人の心を動かすのか?

そして、私はあらためて確信を得ました。

人の心を動かすのは、異常な行動量なのだ、と。

では、なぜ異常な行動量が人の心を動かすのか?

それは思うに、異常な行動量は、質の次元を変え、「熱」というエネルギーに変換されていくからなのかなと。

普通の量であれば、それは「普通」として処理されてしまいます。

しかし、異常な量になると、もはや「異常」としか言いようがなくなり、それが見る者に「熱」として伝わってくる。

熱は伝染します。

物理の世界でも、熱は高い方から低い方へと伝わっていく。

人間関係においても同じで、熱を持った人の近くにいると、自然とその熱が伝わってきます。

異常な行動量は、言葉では説明しきれない「熱」を生み出し、それが相手の心を動かすのだと思います。

以前ベイジの枌谷さんが、仕事への熱意や、熱量のあるコンテンツの正体は「異常な行動量」であるという主張の記事を書かれていました。

激しく同意します。

五島列島で歓迎された話

ここで、私自身の経験をお話しさせてください。

2015年、五島列島に初めて一人旅をした時のことです。

一週間ほど旅をしていたのですが、五島列島は名前の通り、5つの島が連なっている長崎県の島々です。

長崎の港からジェットフォイルで1時間半ほどで着きます。

最初に行ったのは上五島という島で、そこからは基本的に宿を取らないバックパッカー的な旅をしました。

テントだけ持って行って、宿が取れなかったらその辺で野宿すればいいか、くらいの感じです。

初日の夜、ご飯をどうしようかと歩いていたら、小さな居酒屋を見つけました。

金曜日の夜だったので、誰かいるかなと思ったのですが、どう見ても人がいなさそうな雰囲気。

それでも勇気を出して入ってみたら、ちょうど大将が一人で準備をされていて、「すいません、ここで食べていいですか?」と聞いたら「いいですよ」と言ってくれました。

「見ない顔だけど、どこから来たの?」と聞かれて「東京から来ました」と答えると、大将はめちゃくちゃ驚いていました。

「え、なんでわざわざ東京から? いいよいいよ、入って」と言われて中に入り、いろんなものを食べさせてもらって、飲ませてもらいました。

6時半頃に店に入ったのですが、その日は結局誰も来ず。

「今日はお客さん来なそうだから、終わりにしよう」と大将が言い出して、7時半くらいから大将と日を跨ぐギリギリまで2人で飲み続ける、そんな夜でした。

新鮮な魚や美味しいお酒をたくさん提供いただいて、いろんな話をさせてもらって、超楽しかった記憶があります。

特に、プロゴルファーのイ・ボミについての店主の語りは強く印象に残りました。

この話も、「異常な行動量が人の心を動かす」ということに繋がるなと今になって思います。

つまり、東京という五島列島からすればめちゃくちゃ遠いところから、しかも一人で乗り込んできた若者がいた

それに対して、大将は心が動いたのではないかと。

人間には「遠くや異国から来た人を歓迎してしまう」が性質あると思っているのですが、
そこには、相手の「異常な行動量」を感じ取って、自然と心が動くという仕組みがあるのだと思います。

毎朝3時45分に起きる人の話

他にもあります。

2025年頃からよく耳にするようになった、田中渓さんという方がいらっしゃいます。

限界アスリートとして知っている方も多いのではないでしょうか。

この方は毎朝365日、3時45分に起きて、ランニングか水泳かバイクをするという生活をされています。

しかも、その距離がすごい。

ランニングなら25キロ、自転車なら60キロ、水泳なら7000メートル。

これを毎朝、4時から2時間かけて行っているそうです。

海外出張に行った時も、ホテルのジムで必ず行っている。

この方がやっている「限界突破ラジオ」を聴けば聴くほど、やっぱりすごく限界突破されている方だなと感じます。

そして、田中さんの様子を見て、同じくらい早く起きるという人がかなり増えてきているらしいのです。

これも「すごすぎる」と感じるのは、やはり行動量が異常だから。

3時45分に起きて、朝から25キロ走る?

普通に考えたら異常です。

でも、だからこそ心が動く。

「すげーな、マジで」という感覚。

これは、異常な行動量が生み出す「熱」を受け取っているのだと思います。

365日毎日発信している人たち

私の知り合いの中には、365日毎日発信をしてアウトプットをしている方が何人かいらっしゃいます。

そのような方々に対しても、私はすごく心を動かされています。

毎日発信し続けるというのは、普通の人にはなかなかできません。

1日や2日なら誰でもできる。

1週間でも頑張ればできる。

でも、365日となると話が違ってきます。

そこには、もはや「努力」という言葉では片付けられない何かがある。

それがです。

その人の熱が、発信を通じて伝わってくる。

だから心が動く。

これも、異常な行動量の話に繋がってきます。

AI時代だからこそ「異常な行動量」が大事

ここまで読んで、もしかしたらこう思った方もいるかもしれません。

「でも今はAIの時代でしょ? 効率よくやった方がいいんじゃないの?」

確かに、AIを使えば効率的にアウトプットを作ることはできます。

しかも大量に。

しかし、AIのアウトプットを見て私がどうも冷めてしまうのは、そこにその人の行動量が見えてこないからなのです。

AIが書いた文章、AIが作った画像、AIが生成したプレゼン資料。

それらを見た時に、「すごい」とは思っても「心が動く」とはならない。

むしろ冷めてしまう。

なぜなら、そこには熱を生む、行動量の軌跡が見えないから。

思うに、異常な行動量が生み出す「熱」は、AIには作れません。

AI時代だからこそ、むしろ人間にしかできない「異常な行動量」の価値が上がっているのではないでしょうか。

少なくとも私はそう思います。

もちろん効率化すべきところはAIをガンガン使っていくべき。

効率化していい部分はAIにたっぷり任せて、その分、自分にしかできない「異常な行動量」に時間を使う。

これが、AI時代を生きる上での一つの指針になるのではないかと思っています。

行動量は「量」から「質」へ、そして「熱」へ

異常な行動量は、単なる「量」では終わりません。

量を積み重ねていくと、ある時点で質の次元が変わる瞬間が訪れます。

そして、質の次元が変わった先にあるのが「熱」です。

普通の行動量 → 質を伴った行動量 → 熱を帯びた行動量

この変換が起きた時、人の心を動かす力が生まれる。

逆に言えば、この変換以外に、自分の熱を届ける手段はないのではないかと思うほどです。

だからこそ、前述したベイジの枌谷さんの主張には心から同意できる。

言葉で「熱意があります」といくら言っても、伝わらない。

でも、異常な行動量で圧倒的な成果を見せれば、言葉にしなくても伝わる。

余談ですが、私は仮面ライダーが好きで、今も欠かさず観続けているのですが、Groboさんのような人には到底及びません。

写真を見れば一発でわかる。

行動量が異常すぎます。(変身ベルトと同棲する…!?)

異常な行動量が、質の次元を変え、熱というエネルギーに変わって人の心を動かす。

熱意は、言葉ではなく、異常な行動量でしか伝わらない。

長くなりましたが、これが今回の10X情報処理エキスパート講座のオフ会であらためて得た、私の確信です。

自分にとっての「異常な行動量」を見つける

では、私たちは何をすればいいのか?

それは、自分にとっての「異常な行動量」を見つけることだと思います。

人によって「異常」の基準は違います。

毎朝3時45分に起きることが異常な人もいれば、それが普通の人もいる。

365日毎日発信することが異常な人もいれば、それが当たり前の人もいる。

大切なのは、他人の基準ではなく、自分にとっての「異常」を見つけることです。

自分が「これは大変だ」「これは手間がかかる」と感じることに、あえて時間とエネルギーを投下する。

その積み重ねが、やがて「熱」に変わり、人の心を動かす力になっていく。

今回の内容が、みなさんの「行動量」に対する見方を変えるきっかけになれば幸いです。

異常な行動量が、質の次元を変え、熱というエネルギーに変わって人の心を動かす。

AI時代だからこそ、この言葉を心に留めておきたいと思います。

UnsplashKaiwen Sunが撮影した写真

【著者プロフィール】

著者:田中 新吾( X / note )

今回のオフ会で見た猛者プレゼンの熱は、本当にすごかった。
自分ももっと「異常な行動量」を積み重ねていきたい。
そう強く思った一日でした。

◼︎ ハグルマニ(プロジェクトコンプリメンター)
◼︎ 命名創研(命名家)
◼︎ 栢の木まつり 実行委員会
◼︎ タスクシュート認定トレーナー

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