田中 新吾

何かの愛を語れるひとには想像力を感じる。

タナカ シンゴ

私は何かの「知識を語る」ひとはそれほど好きにはならないけれど、何かの「愛を語る」ひとはほぼほぼ好きになる傾向があります。

もう少し正確に言うと、何かの「愛を語れる」ひとをほぼほぼ好きになる傾向があります。

今回はこの理由について現時点での考えを書いておこうと思います。

そこに想像力を感じるから

なぜ「愛を語れる」ひとをほぼほぼ好きになるのか。

これはもう自分の中では答えが出ていて、そこに「想像力」を感じるからなんです。

そのひとに想像力があるから聞いていても話が尽きる気がしません。

深く掘り下がったと思えば、急に横に展開し始めたり、そして極めて楽しそうに話してくれます。

例えば、最近万年筆職人のひとに出会う機会があったのですが、結構な人見知りでなかなかコミュニケーションを取ろうとしないタイプなのですが、時間が経つにつれ万年筆へのこだわりやれを淡々と話はじめてくれます。

仕事をしている時も仕事をしていない時も、常に万年筆のことを想像したり、お客さんのことを想像したりしているであろうことが話の其処此処から伝わってくるんです。

まだ会って二回目ですが、この想像力に魅せられて好きになりました。(彼は男性)

私は「愛とは想像力」だと思っています。

たとえば、すごく綺麗なものを見たとき。

美味しいものを食べたとき。

誰かを思い出して見せてあげたいとか食べさせてあげたいと想像することがあります。

この気持ちは愛だと思います。

そして、知識を語る人を好きにならないのは想像力を感じないから。

いい仕事のほとんどが想像力

受けとる側の心の動きをどれだけ想像したかは必ず売り物に宿ります。

時々、「これ自分のためにあるような商品じゃん!」と思うものに出会うけれど、これはまさに作り手側の想像力が報われた瞬間だと思います。

きっとどんな仕事でも同じだと思っていて、いい仕事ってほとんどが「想像力」なんじゃないかと思うんです。

今年の8月に書いたnoteが今になって数人の方にシェアされています。

こういうのは地味に嬉しいこと。

販売スタッフの方から届いた一枚の手紙に対してえらく感動してしまったので、書いたnoteなのですがこのひと、ひいてはこの会社からは大きな想像力を感じます。

だからこそいい仕事だと思うし、愛を感じる。IKEUCHIORGANICは僕の好きな会社です。

さいごに

IKEUCHIさんはThe Beatlesフリークってのもまたいいんですよね。

ビートルズのホワイトアルバムを完全に再現したタオルを今治タオルメーカーが発売

それでは今日はこの辺で。

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