田中 新吾

15分の読書をN回繰り返して分かったことは、戦略が努力量を増やすということ。

タナカ シンゴ

新しい年になったので今年の個人戦略を考えていたのですが、やっぱり戦略は重要ですね。

戦略とは「戦いを略する」と書きます。

つまり、戦略を考えることは「努力を省略するための努力」と言えます。

15分の読書をN回繰り返す

今年立てた個人戦略を一つご紹介します。

15分の読書をN回繰り返す

これです。

いきさつを少し書きますね。

日常的に学びを得るためには何があろうとやっぱり「読書は最高のツール」だと言われていますね。

僕もそう思います。

だからこそ、たくさん読書をしたいと思うだけど「時間がない」を言い訳になかなか出来ていない人も多いはず。

かくいう僕もそうです。

ただ、「時間がない」というのは言い訳でしかありません。

そして、考えたのは「時間がない」という言葉の解像度の低さです。

そもそも、時間がないという時の時間は、一体どれくらいの時間を指しているんでしょうか。

この問いを立て自問をしたことが今までありませんでした。

問いを立てて考えてみると、「一時間くらいの比較的まとまった時間」として用いていることに気が付きました。これなら「時間がない」と思ってしまうのも頷ける。

では「時間がある」と思えるようにマインドセットを変えるためにはどうしたらいいのだろうか?と考えた時に、時間単位を短くするという案が浮かんできました。

例えば、今一時間として捉えているならばそれを30分にしてみるとか、30分のところを15分にしてみるとかです。

つまり「新しい視点」で考えるようにしてみたんです。

そうすると不思議なことに、一時間という時間では「時間はない」でしたが、15分という時間なら1日にのうちにいくらでもあるので「時間あるじゃん!」という認識にガラッと変わりました。

電車に乗っている間、寝る前、食後のコーヒータイム、トイレなど探せばいくらでもあります。

いわゆる「隙間時間」というやつですね。この重要性に気づくまでに何年かかったことか。

そして、この考えの上、調べていくと60分間まとまった時間で読書するよりも、15分を4回で60分とした方が記憶の定着率的にも良いという説があることを知りました

参考記事:スキマ時間だけで「月30冊」の本を読む方法がすごかった

初頭努力と終末努力、これには完全に目から鱗が落ちました。

こうして今年の読書戦略は「15分の読書をN回繰り返す」に決定しました。

戦略が努力量を増やす

この戦略を適用してはや1週間が経とうとしていますが、早速手応えを感じています。

なぜかというと既に2冊の読書を終えたから。

なんかこれは行けそうな気がする。

と同時に、仕事に充てられる時間や家事に当てる時間ができた手応えがあります。

これはつまり「戦略が努力量を増やす」ということだと思いました。

戦略があるからこそ、省かれた時間を別のものの努力をする時間に充てることができるということ。

こう考えるようになると、確かに「この人は努力しているなあ」と思う人の多くは何かと戦略的に動いている気がしてきました。

努力は気合いで増えるものではなく、努力は極めて戦略的に増やすものなんでしょう

だから「努力量が少ないなあ」と感じる人は、多分戦略的に物事に対峙していないということだと思うんで、どんなに小さくてもいいので戦略を取り入れてみるのがいいかもしれません。

僕も日常のいろんなところに戦略を張り巡らせて努力量を増やしていきたいと考えます。

さいごに

去年、ごく自然に積み重ねているものの質を変えてゆく。という記事を書きましたが、これはきっと「戦略」を求めていたのだと思います。

ごく自然に積み重ねているものは、占める割合が大きいからこそ、その質が変わった時の影響は大きい。

移動にも睡眠にも呼吸にも戦略があっていい。

年のはじめにこうした思考をできたことは本当によかったと思う。

僕は属性的には「大器晩成型」のようなので、こういう気づきを地道に積み重ねていくしかないと思っています。

淡々と粛々やっていくだけ。

それでは今日はこの辺で。

記事URLをコピーしました