2019.04.17 2022.01.04

三角形をつくることを意識する。

タナカシンゴ

先日「アヤックス」がユベントスを破り22年ぶりとなるチャンピオンズリーグ「ベスト4入り」を果たしました。

平均年齢24歳のチームが、続々と優勝候補を倒していく姿はまさに「ジャイアントキリング」ですね。

そして、試合の中で最も賞賛されているのがこちらのシーン。

本当に素晴らしいので、サッカー好きの方も、サッカーにそこまで興味のない方もぜひ見て欲しい動画です。

アヤックスのビルドアップ、完成度やばい😮😮😮 pic.twitter.com/VjS0DBwsVr

— Ultras Rei (@Ultra_Makichan) April 17, 2019

ゴールキーパーから流れるようにパスをつなぎビルドアップ。

シュートは決まりませんでしたが、「三角形」を作り続けるお手本のようなパスワークです。

今後間違いなく語り継がれる名シーンでしょう。

ということで、今回は「三角形」について僕が思うところを書き残しておこうと思います。

ビジネスの中でも見受けられる三角形

「三角形をつくると良い」ことがあるのは、何もサッカーに限ったことではないと僕は思っています。

ビジネスの世界でも、よく見てみると色々な三角形を見つけることができます。

特に、そのひと「独自のアイデア」を説明するところに三角形は使われている気がします。

例えば、Takramの田川さんの「BTC」モデル。

これからのデザインは、クラシカルデザイン・デザインエンジニアリング・ビジネスデザインの３種類で組み合わせ。企業組織も教育の現場も。 pic.twitter.com/C4RSDuMTvS

— 田川欣哉 / Takram (@_tagawa) January 1, 2018

Stuidio-L 山崎亮さんのコミュニティデザインにおけるプロセス。

長いけれど必読の対談。最も共感した部分を抜き出して図でストック。https://t.co/JCcbLPufqk
前にも「三角形」で考える重要性を別の記事で述べたけれど、山崎さんのコミュニティデザインの考え方も同じく三角。そして「生き方」を考えさせるというプロセスは正に今自分がやっていることだと思った。 pic.twitter.com/gywLtwwSyC

— タナカシンゴ (@Shingo_tna) January 15, 2018

発酵デザイナー小倉ヒラクさんの「読モ」理論。

ブログ更新。最近色んなところで話している「読モ理論」について改めてブログにまとめておきました。https://t.co/GBnbMzu4ik

— 小倉ヒラク | Hiraku Ogura (@o_hiraku) December 29, 2017

ビジネスモデル2.0図解のチャーリーさんの「逆説の構造」。

徳島で話してきた #ビジネスモデル図解シリーズの要点まとめてみた。スライド50ページ以上あったものを(むりやり)4枚にまとめたので、情報不足すぎるかもと思いつつ。講演ではこの３つの枠組みを具体例まぜて一つ一つ解説していったような感じなので、これみて何かピンとくる人は、連絡ちょうだい！ pic.twitter.com/iwyguRXY5j

— チャーリー (@tetsurokondoh) December 5, 2017

効率を考えるならば、A地点からB地点まで直線で結ぶことが最も早いし合理的です。

しかしながら、いずれのアイデアも「急がば回れ」ではありませんが、必ず「C地点」を作ってそこを通ることや、C地点も組み合わせてグルっと一周させていることが分かります。

どれもなるほどと思わせるものが多い。

そして、これらを眺めていると「時代」を映し出しているようにも思えてきます。

右肩上がりの時代は「A→B」のように直線思考で塾考する必要はなかったように思いますが、様々なテクノロジーやデータが勃興している現代においては、そんな簡単に解決できる問題はないということの表れなのかと。

いかに間に「C地点」を挟み込めるかどうかが、事業やアイデアの独自性をつくり、さらには地域が発展していくかどうかの鍵になってきているのだと思います。