RYO SASAKI

どうしたら不思議な巡り合わせを起こせるのか?それを「量子のもつれ」が説明する。(後編)

タナカ シンゴ

前編では、私の身の回りのいくつかの不思議な巡り合わせについて紹介させてもらった。

そして不思議な巡り合わせが、「量子のもつれ」によって起こるのではないか?ということを書いた。

引き続き後編では、不思議な巡り合わせを意図的に起こすにはどうしたらいいのか?

について考えてみたい。

あくまでも私の体感をベースにしたものになるが・・・。

不思議な巡り合わせを起こすには?〜前提〜

まずは、この不思議な巡り合わせが起こる前提を確認しておきたい。

それはその偶然に意識を向けるということ。

以前の私であれば、とにかく間を空けてはタイパが悪いってな感覚で、日々詰め詰めで忙しく生きていたと思う。

そんな状態ではこのような偶然があったとしても気がづけなかったんだと思う。

意識がそこに向かないから。

そして、もしその偶然に気がついたとしても、ビジネスにならなければ価値はない、という風に感じたはずだ。

ワインの好みが一致したとしても、それでその人と仲良くなれるくらいで、お金にならない。汗笑。

自分が、この不思議な巡り合わせを意識したり、心から喜べるのは、宝くじが当たるようなお金に直結したものの場合だけだったのではないだろうか?

過去の自分をそう振り返る。

そんなだから、偶然を意識することなくスルーして何もなかったかのように前に進んできた。

雨の日に散々文句を言う割には、晴れの日に感謝することがないまま当たり前のこととして過ごすといった具合に・・・。

また、こんな感覚を持ち合わせていたのかもしれない。

偶然によるラッキーばかりを意識する姿勢は、どこか神頼み的だったり、ラッキー依存だったりと、自分で努力を怠っているものだから、どこか意識することを避けていた・・・。

このように以前の自分を振り返ると、不思議な巡り合わせに出会うには、まずは不思議な巡り合わせ(些細なことでも)に偏見なく興味を持てる余裕がないとならないのだ、と感じるのだ。

不思議な巡り合わせを起こすには?〜生活習慣〜

次に、私にとって、ここ最近になって不思議な巡り合わせがやたら多いことから、最近の私の生活習慣について、その変化を眺めてみることにする。

最近、以前と違って意識していることをとりあえずたくさん上げてみることにする。

・流れにまかせる、受け入れる、やってみる

・理屈で意図しない、計算しない

・自分の直感をスルーせずに認識する

・気になることに常に探す

面白いこと、笑えること、チャンス、アンラッキーなこと、ラッキーなこと、違和感、嫌なこと、などなど何でも

・イライラしない、心配しない

・ボーっとする時間(瞑想含む)を設ける

受け入れる、については、(以前も書いたが)信頼できる人からのオススメ、それが自分で可能な範囲のものだったら無条件に試してみている。

意図しない、計算しない、直感で、については、

明確に、ああだからこうでこうだからああだ、と論理を組み合わせて何かにたどり着くという頭の使い方と、自分でも経緯不明だか、ボワッと浮かんでくる感覚を起点とした頭の使い方を意識的に区別して、後者を大切にする、といったようなところだろうか・・・

イライラしない、心配しない、については、どちらもしないように抑制するのではなくて、イライラ、心配を長引かせない、というのがとりあえずの落とし所と言ったところだろう・・・。

さて、ここまで書いてはみたものの、言うは易しでそれぞれがどこまでできているかがわからない。

たくさんの項目を上げてしまったから、どれが効いているのかもわからない、というところが正直なところだ。

とても拙速で中途半端なものを上げてしまったと、反省する。

またしてもピッタリの動画に巡り合う

中途半端な私の感覚を上げてしまって・・・さてそれでどうしようか?

そう思っていた時、やはり拙速で中途半端でも上げてみるものだ、それに対するアンサーのような動画を目にすることになる。

その動画では、私の感覚では足りないものをしくみとして補完するように見事に説明してくれている。

動画に目が行くタイミングもまた何かに導かれているように感じられた。笑。

動画の語りべは、交流電気方式の発明で有名なニコラ・テスラ(1856年〜1943年)。

そのIQは推定160以上とも言われ、取得特許数は300とも言われる天才だ。

彼の言葉は、量子のもつれをわかりやすく説明してくれている。

あなたが思考するたびに宇宙は振動している

あなたが抱く思考、発する言葉、抱えた感情ーーーそれらはすべて波だ。

すべては、ある周波数で振るえており、同調したもの同士が引き寄せ合う。

それが”共鳴”だ。

ここからは、どうすれば不思議な巡り合わせが起こるかについて。

彼は、「共鳴状態」になると不思議な巡り合わせが起こり、そしてまたこの「共鳴状態」が彼がさまざまな発明をしてこられた理由である、と説明する。

そして、この共鳴状態を起こすための条件を比喩を用いて説明している。

思考を済ませることだ。

濁った水には星の光は映らない。

しかし、澄んだ湖面には世界全体が映し出される。

あなたの思考を澄ませるとは、

感情の波を鎮め、純粋な関心のみに焦点を合わせることだ。

私が子供の頃からしてきた瞑想は、まさにこの行為だった。

私は歩く時、呼吸とともに思考を整える。

一歩ごとに、頭の中の雑音を消していく。

すると、心が”透明な共鳴体”のようになっていく。

それが、発明を生む最も創造的な状態だ。

恐れや怒りは導電率を下げ、思考の波を濁らせる。

これらは、私が最近取り組んできたことをまさに表現したものだ!笑。

どこが?都合がいい!

そう言われてしまっても仕方ないくらい表現としては異なっていて、ものは言いようだと自分自身も思うのだが、私の中ではとにかくシックリきている。

思考を澄まさなければ共鳴は起こらない。

思考を濁らすもの、恐怖、心配による感情、更には論理的思考や計算、固定観念、偏見、すべて雑音であってそれらによって脳は常に波立っているものだ。

情報が多い現代ならば尚更である。

そんな状態では、共鳴は起こらない。

というよりも、むしろ同じように波立った周波数と共鳴してしまう。

なるほど・・・私にとって今が最も納得するタイミングなのではないか?そうも思う。

わかりやすく頭を空っぽでいる時間をキープすると共鳴が起こりやすいと言ったらいいのか、この感覚は「忙しくしないと・・・」「頑張らなければ・・・」と巷でよく言われているものと正反対の感覚で、何とも興味深く、人間が滑稽にすら感じる。

共鳴して楽をしたい

天才ニコラ・テスラの言葉を聴いて、私の中で、共鳴するということの価値について、にわかに高まってきたように思う。

これこそ、私の最近の体験とニコラ・テスラの共鳴なのではないか?

そして、共鳴によって確信が強くなったように感じる。笑。

共鳴すると増幅される、これは子供の頃、物理で習った常識だ。

澄んでさえいれば他と共鳴できて、共鳴できればエネルギーは増幅される。

ということはこれもまた、他力を借りて楽ができる方法ではないか!?

楽ができるならば何にでも食いつく。

今回も怠惰な私らしい発想に至る。汗。

都合のいいことに、この共鳴は不思議な巡り合わせだけでなく、発明、更には作曲なども起こす、同類のものらしい。

ならば、発明、作曲で一攫千金を!

という思いがもたげる。

しかし・・・・共鳴だけでは難しい、という自分の中の感覚は拭えず。

やはり同時に才能を持ち合わせていないとならないだろう。

私は諦めも早い。汗。

私の都合の良い話の展開、私のその調子の良さはこのくらいにしておいて・・・

波長の合う人と巡り合う、これだけでも幸せなことなのだから、そんな人とこれからも巡り合うために、自分が共鳴できる状態でありたい。

そのために思考が澄んだ状態をできるだけキープしたい、そう思うのだ。

引き続き、余計な恐怖、心配、怒りなどを減らすこと、こびりついた固定観念をはがしていくこと、これらをコツコツとやっていくことにする。

そんなことで、今回はあまり欲に駆られず、謙虚に振る舞って終わることにする。

ーーーーーー

しかし、ホントに頭を空っぽにするだけで「共鳴」できるのだろうか?

そんな思いがもたげた時、もうひとつだけ、共鳴しやすくなるための条件が直感として降りてきた。

それは、自分を隠さず表現すること。

自分の考えを曖昧にせずにしっかり持つこと。

そして、自分の特徴(良いも悪いも)をしっかり出すこと。

自分の癖や考えは周りから観ると変だろうし、大したものではない、と思ったりして、癖や考えを抑制したり隠したり、あるいは意見がまとまってないとして、自分の意見を曖昧にしたままそこから逃げたりしてきた・・・。

そんな自分を振り返ると、それでは上手くいかない、そう感じる。

どんなに周りから変な思考や癖に見えたとしても怯んではいけない。

そうなってしまうと、自分から発する振動が自分の体から出る前に干渉してしまって弱くなるに違いない。

また、自分の意見が正確でないとならない、あるいは他に秀でてなければならない、となったりすると、別の振動が強まって思考は濁ってしまう。

これらの干渉や濁りによって、振動が弱くなると共鳴しづらいのは当然のことだろう。

少し前のどこにも共鳴しない自分を思い出して、逆にこのことが腑に落ちる。

素直であること、物事に対して間違っていても自分なりの納得感を持つこと。

共鳴するにはこれに限る!

それは、例えばお調子者の私ならば、お調子者でいる、そんなようなことだろう。

UnsplashMichael Dziedzicが撮影した写真

【著者プロフィール】

RYO SASAKI

ChatGPTに、「シンクロニシティを量子もつれによって説明して」と質問したところ、「面白い質問ですね」の後、結論「別物なので説明できない」といったものが返ってきました。

その時私は、AIで説明できないところに人間らしさと楽しみがあるんだ!そう感じました。

次回このことについてまとまりましたら書いてみたいと思います。

工学部を卒業後、広告関連企業(2社)に29年在籍。 法人顧客を対象にした事業にて、新規事業の立ち上げから事業の撤退を多数経験する。

現在は自営業の他、NPO法人の運営サポートなどを行っている。

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