「らしさ」は選択の積み重ね。だからこそ「指針」が必要。
灯台もと暮らし(以下、もとくらさん)がリニューアルするそうで、こんなツイートをしました。
そのブランドの「らしさ」は「選択の積み重ね」によってつくり上げられていくものだと思う。だからこそ「僕たち私たちはどのような選択をしていくのか」という方針や考え方を定めることがその第一歩。もとくらさんのリニュアルがとても楽しみです!https://t.co/ozNt86IP4b
— 田中 新吾 (@Shingo_tna) May 1, 2019
編集長の力強い言葉が胸に響きました。
今回はこのツイートに少し補足を加えておこうと思います。
「らしさ」は選択の積み重ねによって生まれる
「もとくらさんらしい」
編集長のリニューアルに向けたメッセージを読んでまず思ったことです。
僕は「らしさ」とは、選択の積み重ねによって発露するものだと思っているので、
今までもとくらさんがしてきた選択の積み重ねを編集長のメッセージから感じたのだと思います。
有象無象とあるwebメディアの中で「らしさ」を獲得するのは非常に難しいことだと思います。メディアである以上、どうしても取り扱う情報が即時性や話題性に偏りがち。
だからこそ、そういう中で「らしさ」を感じさせるもとくらさんは素直に凄いと思いました。
僕たち私たちはどういう選択をしていくのか
メッセージによれば、もとくらさんは以下のような編集方針で第二章に入るそうです。
いずれにも共感して心ふるえました。
・当事者性 / 常に自らの問いが起点であること
・三方よし / 独りよがりな問いではなく、取材対象者や読者に価値のある問いを投げかけ、一緒に考えていくこと
・探求者 / 自身だけでなく社会に良い影響を与えるために、表現すること。また「灯台もと暮らし」は表現の場であること。
「らしさ」は選択の積み重ねによって生まれると前に述べましたが、
選択をするためには「どういう目線で」とか「どういう基準で」といった方針がなければいけないと僕は思います。
なぜなら、方針がなければ何を選択したら良いのかいつも迷ってしまい、その結果後で見返したらまったく一貫性の感じられないものになってしまうからです。
だからこそ重要なのは最初に「僕たち私たちはどういう選択をしていくのか」をハッキリとさせることだと思うんです。
それが、メディアでいけば「編集指針」であり、ブランドでいけば「コンセプト(特に考え方)」になってくるのかと。
参照:ブランド・コンセプトが明確なので意思決定が絶対にブレない。
一番時間をかけて頭を使った方がいい箇所は間違いなくここです。少なくとも僕は普段の仕事でそうするように心がけています。
以上、もとくらさんのメッセージからあらためて考えたことでした。
今日のお話が何かしらの参考になったら幸いです。
それでは今日はこの辺で。