田中 新吾

楽しみながらやり遂げること。何でも楽しめる価値観を持つこと。

タナカ シンゴ

この前、こんなツイートしました。

今日はこれについて補足しておきたいと思います。

「まずは競技を楽しみたいと思います」

オリンピックなどで活躍するスポーツ選手はよくこんなことを言います。

競技なので選手のひとはもちろん他の選手に勝ちたいと思います。オリンピックのような大きな競技大会となればなおさらその気持ちは強まるでしょう。

でも「勝ちたい」という気持ちが強くなりすぎると、緊張しすぎて体に余計な力が入り、いい結果を残せなくなります。

だから「楽しみ」という意識を持つようにしているんだと思うんです。

そして、その状態でやり遂げることこそ、最も真価が発揮され、そして強いということを知っているんだと思います。

孔子とその弟子たちの対話のことばを集めた論語の中に「これを知る者は、これを好む者に如かず。これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。」という言葉がありますが、まさにこれだと思うんです。

この意味は、「知っている」ということは、「好きだ」ということには及ばない。しかし、「好きだ」ということは「楽しむこと」には及ばない。ということ。

座右の銘にしているひとがいるくらい真理だと思います。

最近の話をすれば、サッカー日本代表の中島翔哉選手がいい例だと思います。森保監督による新体制になってから10番を背負いプレーをしていますが、今の所のプレーを見るかぎり10番という重圧を全く感じていないように思います。

先日のウルグアイ戦を見れば一目瞭然。「まずはサッカーを楽しむこと。」これが彼のプレーの随所に現れているし、その状態で試合をやり遂げていると思います。

なんでも楽しめる価値観を持っている人はさらに強い

これに関しても前にツイートしたことがありました。

実体験の中から紡いだ言葉なのですが、なんでも楽しめる価値観を持っているひとはさらに強いと思います。

「人生楽しんだもん勝ち」

こうやって考えていくと、今までに何度か耳にしたことのある言葉だと思うんですが、まんざらでもなさそうに聞こえてきます。

僕自身、これから先目指したいのは「楽しみながらやり遂げること」そして「何でも楽しめる価値観を持つこと」この二つだなあと思う今日この頃です。

さいごに

人生の中には「豊かさ」という価値があります。

GDPでは本質的な豊かさは測ることはできないとして、違った尺度が必要ではないかという議論をよく耳にしますが、ぶっちゃけ一人一人価値観が違うので同じスケールで測ろうとすること自体が無理ゲーだと思うのが僕の意見です。

もっと自分に引き寄せて考えていいんじゃないかと思っていて、僕自身は豊かさを「楽しさの自給率」と定義付けています。楽しさの自給率が高ければ高いほどその人は豊かだろうし、その地域や国も豊かだと思うんです。

選択肢の多さが豊かさだという意見もわからなくないですが、今のところは楽しさの自給率がしっくりきているんですよね。

それでは今日はこの辺で。

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