田中 新吾

ネットや机上よりも現場。そして、現場よりもリアル。

タナカ シンゴ

こないだこんなツイートをしました。

ここに書いたことは、自分の中の「根っこ」に置いていることです。

言語化するのに時間がかかってしまいましたが、これは持っている根っこの中でもトップレベルに位置するものです。

今日はこのことについて書きます。

アフリカでのお話

先日、アフリカの民族の柄、伝統の織、特産品などを中心に使用し今までにない”アフリカンテイスト”を取り入れたカジュアル&フォーマルのアパレルブランド「CLOUDY」の代表取締役である銅冶勇人(どうやゆうと)さんのお話を聞く機会がありました。

参考記事:「僕は笑顔を作る仕事がしたい」外資系キャリアを捨てた男性がビジネスでアフリカに貢献する理由

参考記事:【インタビュー】<CLOUDY/クラウディ>銅冶勇人|作り手とお客さまと一緒に「チーム・クラウディ」の輪を広げていく

この話を聞いた後に、こんなツイートをしましたがかなり感化されました。

お話の中で特に印象的だったのはアフリカの女の子の話です。「本当に知りたいのは嫌われない方法」という見出しで銅冶さんはそのエピソードを語り始めました。

アフリカで学校運営なども手掛ける銅冶さんは、子供たちの前で「ああした方がいい」「こうした方がいい」と伝える機会が結構あるそうです。

集会が終わると一人の女の子がトコトコとやってきて「本当に知りたいことを聞いてもいい?」と尋ねてきたそうです。みんなの前では言えないことで、絶対に言わないことを約束して欲しいと。(僕が聞いている時点で言っちゃっているんですけどねw)

そこで彼女は「コンドームをつけるタイミングを教えて欲しい。彼はつけたくないという。でも私は避妊のためにつけたい。嫌われないためにはどのタイミングでつければいいの?」と言ったそうです。これには銅冶さんも衝撃を受けたと言っていました。

本当のことはそこに信頼関係がないと言ってくれない。

そして信頼関係を築くにはやっぱり時間がかかるという。

そしてそれは現場でなければ分からない。

だから「僕は “現場とリアル” を大事にしたい」とハッキリと言っていました。

このことを聞いた瞬間に銅冶さんのファンになったし、ファンでありながら勝手にベンチマーク登録させていただきました。すごく考え方が似ているなあと。結果は圧倒的に銅冶さんの方が出しているんですけどね。

ネットや机上よりも現場。そして、現場よりもリアル。

銅冶さんの話を聞いたことがトリガーになり、自分が考えの根底(=根っこ)においていることをうまく言語化することができました。

それがツイートにも書いたこれです。

ネットや机上よりも「現場」を大事にしたいし、現場よりも現場の「リアル」を大事にしたい。現場を知るためには時間がかかるし、現場のリアルを知るためにはもっと時間がかかる。

現場にいけばリアルがあると思いがちですが、現場の中にリアルがあるんです。そりゃネットや机上よりはリアルに近いと思いますが「よりリアル」が存在する。

時間は本当に足りないと思うけど、この欲求があるからこそ、人生はこれからもまだまだ楽しめると思うんです。

さいごに

ちなみに、銅冶さんはCLOUDY意外にも、NPO法人Dooooooooの代表も務めています。

この組織は、アフリカに学校建設をしたり、他組織とアライアンスを組んで共同支援を行ったりと幅広い事業でアフリカの未来に貢献をしています。

事業内容はさることながら、この法人のネーミングが素晴らしいなと思いました。

Dooooooooには「まず動こう」という意味が含まれています。

まずは動く、考えていないで前にすすんで動く、

自分からすすんで動きを起こすということがコンセプトになっています。

一人一人の動きこそが、ケニアの子ども達の教育支援や、雇用の支援と繋がり、

自分の幸せへと繋がって行くと考えています。

すべてはまず自分が動く事からはじまる、

そう信じて活動を続けています。

銅冶さんは行動の人。

現時点での結果では完全に負けているけど、負けないくらい行動を起こしていきたい。そう強く思う今日この頃です。

それでは今日はこの辺で。

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