「自分の役割がわからない」という人への処方箋は「人と出会うこと」。
唐突ですが、この社会に生まれてきたすべての人に「役割」がある、と私は思うところがあります。
別の言い方をすれば、この社会にいるひとは「今の自分の役割を知っているひと」と「今の自分の役割をまだ知らないひと」の大きく二つに分類されるのではないかと。
人は人と出会うことで役割を知っていく
思うに、人という生き物は「人と出会うことで自分の役割を知っていく」。
例えば、子供が生まれて子供に出会えば、母という役割や父という役割を知り、
大切したいと強く思うひとに出会えば、友人という役割を知るわけで。
自分のことを考えてもホントにそう思うわけです。
今している仕事や、自分でも会社をつくろうと思ったのはやっぱり人の出会いがキッカケ。
そして、その出会いの中から自分の今の役割を知ったのだと思います。
役割の終わりを感じることもある
このように出会いで自分の役割を知る一方、出会いでその役割の終わりを知る時もあります。
私は前職を辞めた時がまさにそうでした。
「この会社での自分の役割はもう終わった」
シンプルにこう思ったんです。
役割の終わりを知る時は、それと必ずセットで「次の役割を知ってしまった」というのがあると思っています。
始まりがあるから終わりがあるという話。
最近、ジャニーズグループの「嵐」が活動休止をすると発表しお茶の間を騒がせました。
発表の真意はわかりませんし色々な見方がありますが、個人的には「国民的アイドルという役割に終わりを感じたんだろう」と思うわけです。
芸能活動を通して様々な人(=別の才能)と触れ合い、メンバーそれぞれが「次の役割」を見つけつつあるんだろうなと。
私は出会いが役割を決めていくと思っているので、こうなることは当然のことだと思います。
万物は流転する。
しかも、私たち凡人に比べたらどれだけスペシャルな人と出会っているのかって考えたら納得がいきますよね。
だからこれを拒んだり否定したりする気は微塵もおきません。
素直に今までの役割にお疲れ様でしたと言いたいし、これから彼らが担うそれぞれの役割を楽しみにしています。
(まだ解散するとは言ってませんけど)
自分の役割がわからないという人への処方箋
で、主題の「自分の役割が分からない人への処方箋」なのですが、それは「人と出会うこと」だと私は思うんです。
「今のこれがホントに自分の役割かどうかがわからない」という人はきっと、自分に役割を教えてくれるひとにまだ出会っていません。
あなたはまだ「今の自分の役割をまだ知らないひと」なんです。
だから今よりもさらに「出会い」を大切に過ごしていくのがいいんじゃないかと。
少なくとも私がこの手の相談を受けたらこんな感じでアドバイスをすると思います。
今はSNS全盛の時代なので、その中で活動的な人がとても目立ちます。
そんな彼ら彼女らも、結局SNSを使い倒していくことが今の自分の役割であると思えるような人との出会いが過去にあったのだろうなと。
役割だと思わなければあそこまで突っ込んでやれません。
5年後、10年後何をやっているかは分からない。
こないだこんなツイートをしたんですが、今回はこれを題材にしてみました。
私は昔っから「やりたいことはよくわからない、言い換えれば全部やりたいこと」と言うのが口癖なんですが、こんなスタンスなので、ただ出会いの中から今の自分の役割を選んでいるだけなんだろうなと思うんです。
つまり、5年後、10年後何をやっているかホントに分かりません。
だからこそ今ここに集中したいと思ってもいるし今に全力を注いでいきたいと思っているところもあります。
今回のお話が何かの参考になれば嬉しいです。
【著者プロフィール】
田中 新吾
中小企業、中小自治体、個人のプロジェクトサクセスを支援しています。人生のミッションは「プロジェクトという挑戦」を応援すること。座右の銘はLife is Projects。自称ネーミングマニア。
●Twitter 田中新吾
●Facebook 田中新吾
詳しいプロフィールはHTML名刺をご覧ください。
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