謙虚さを「美徳としすぎる」のはよくない。
こないだこんなツイートをしてみた。
今日はこのツイートに関して少しだけ補足しておこうと思う。
大坂なおみさんは謙虚で上品。日本人の心を持ってる。
今月、日本女子ではじめて4大大会を制し、日本中に歓喜の渦を巻き起こした大坂なおみさんの評価が話題になっていた。
日本勢初の全米制覇達成の大坂なおみ 快進撃を支えた「謙虚」の強さ
見てわかる通り、謙虚という言葉がとても目立つ。彼女は日本人の心を持っていると。
実際、僕も大坂選手のインタビューをみてそう思いました。こんなに強くてキュートでそれでいてめっちゃ謙虚だから「ずるいなあ」と素直にそう思った。
これでまだ20歳。末恐ろしいプレイヤーが現れた。
きっと「謙虚かっこいい!」「私も謙虚に生きなきゃ!」と思うひとがこれで増えたはずだ。謙虚はいいことなので、そうあることはいいことだと思う。
ただ、これを美徳としすぎるのはよくない。
謙虚さを美徳としすぎるのは良くないのはなぜか?
謙虚とは簡単に言えば、自分はまだまだと思う感情だ。
この感情は、自己肯定か自己否定かというと自己否定の方にあたる。
つまり、謙虚を美徳としすぎて、この思いが強くなればなるほど、自己肯定感が上がらなくなるのだ。そして、自己肯定感が上がらないと生きづらくなってしまう。
だから、謙虚はいいことだとは思うが、謙虚過ぎるのは生きるうえでマイナスなのだ。
大切なことは、謙虚と自信のバランス。
大坂選手のあの謙虚さの裏にも、間違いなく外からは見ることのできない自信が隠されているはず。謙虚だけど、自己肯定感が低いように見えないのはそういうことだと思う。
参考記事:「自信の根拠」は常に自分の外におく。
さいごに
以前、自信についてこんなツイートをした。
謙虚と自信(自己否定感と自己肯定感)は対だと思っていて、この二つの扱い方で生きやすくもなるし、生きづらくもなると思っている。個人的にはこの辺の話が結構好きでよくよく考えているし、人とも話す。
また、機会があったら別の角度から考えていることを書いてみたい。
それでは今日はこの辺で。