プレゼンをする際には、なるべく手を動かすようになった話。
昨年の自分と今年の自分を比較した時に、大きく変わった点があるとすれば「プレゼンをする際には、なるべく手足を動かすようになった」ということです。
今回はこの変化について備忘も兼ねて思うところを書きます。
たくさん手を動かし、楽しそうにプレゼンをする
この私的な変化の端緒となったのは、今私が大変お世話になっているTaskChute Cloud 2の開発者で、タスクシュート協会の理事でもあるjMatsuzakiさんと出会ったことでしょう。
そこそこ借金して「俺が考える最強のタスク管理・時間管理サービス」作った。どうか使ってみてほしいhttps://t.co/SXatmd9fHf
— jMatsuzaki🔥2/24 処女作「先送り0」出版! (@jmatsuzaki) August 17, 2024
タスクシュート認定トレーナーになるための養成講座を今からちょうど1年前に受講し、その時にはじめてjさんのプレゼンテーションスタイルに触れました。
講座の内容はもちろん強く印象に残ったのですが、それと同じくらい「たくさん手を動かし、楽しそうにプレゼンをする」というスタイルが強く印象に残ったのです。
それからしばらく経たないうちに私は、ある本に書かれていたことをふと思い出します。
手足の動きは表情よりもさらに優位に感情を動かす
それは「手足の動きは表情よりもさらに優位に感情を動かす」という研究結果です。
以下で該当箇所を引用してみます。
手足の動きは、表情よりもさらに優位に感情を動かす
=楽しい動きをすると、楽しくなってくる(サンフランシスコ州立大学ペパーとリンの研究)
さて、いかがでしょうか?
コミュニケーションにおいて「笑顔」は、自分のストレスを軽減し、緊張感を減らし、相手も笑顔にすることができる、というのは良く聞くことかもしれません。
しかし、この研究によれば顔の表情以上に「手足の動き」の方が感情を優位に動かすというのです。
具体的に言えば、
ガッツポーズをすれば、より試合に入っていける。
全力で飛び跳ねたりしていると、楽しくなってくる。
「キーン」と言いながら走ると、楽しくなってくる。
などです。
jさんのプレゼンスタイルは、私の中でまずこの話とリンクしました。
身体が先、心が後
それから同じくして、脳科学者の池谷裕二先生の「身体が先、心が後」という話とも繋がります。
以下は再び引用です。
「眠いから寝る」という一見当たり前に思える行動も、通常はまちがった表現です。もちろん、寝不足だったり、酒や睡眠薬を飲んだりすれば、「眠くなったから寝る」ことはありえます。
しかし、それはごく一部の状況でしょう。毎晩どのように寝るか想像してください。たいていは「就寝時間になったから寝る」のではないでしょうか。
あるいは「あら、もうこんな時間だ。明日も仕事だし」と寝ることもあるかもしれません。いずれのケースも、眠いから寝るのでなく、むしろ眠くもないのに寝るわけです。では、どう睡魔を呼び込むかといえば、身体を使うわけです。
寝室に入って、電気を消して、布団をかぶって、横になる。すると自然に睡魔が訪れます。身体をそれにふさわしい状況に置くから「眠くなる」わけです。
身体が先で眠気は後です。就寝の姿勢(出力=行動)を作ることで、それに見合った内面(感情や感覚)が形成されるわけです。
そして、ここまで私の中で繋がったことで、最初は恥ずかしいかもしれないし、違和感を感じるかもしれないが、実際に行動に移してみようという気になりました。
「人が行動を取る条件」は、昔にこばかなさんが分かりやすくまとめてくださっていたのですが、今回はまさにこの条件が揃った感じです。
行動する条件の話。#kobaka7_sketch pic.twitter.com/gCEmWgIdMQ
— こばかな / THE COACH CEO (@kobaka7) September 27, 2017
動機=プレゼンテーションにもっと楽しさを加えたい
能力=手足はある
きっかけ=jさんのプレゼンスタイルを知り、本の内容ともつながった
頭をあれこれ使うよりもまずは身体を使う
現在はこの実践経験を重ねている最中なので、プレゼンを受ける相手にまで「楽しさ」が伝播していっているか(取り組む目的)はちゃんと確かめることはできていません。
しかし、楽しい動きをすると、楽しくなってくるはどうやら本当のようで、プレゼンすることが以前よりも楽しくなりましたし、それほど緊張もしなくなりました。
頭をあれこれ使うよりもまずは身体を使う。
この先もこれを標にプレゼンに臨んでいきたいと思います。
ここまで書いていて更に思い出したのはこちらの動画。
めちゃくちゃ伝わってくるはそういうことなのでしょうね。
今回書きたかったことはこんなところです。
【著者プロフィール】
著者:田中 新吾
jさんが開発されたTaskChute Cloud 2は控えめにいって最高すぎるので是非多くの方に使ってみていただきたいです。
お客様(企業や自治体やNPO)が求めるプロジェクトの歯車になるのが仕事。プロジェクト推進支援専門のハグルマニ(https://hagurumani.jp)代表。PJメンバー共通の景色となるネーミングやコンセプトの構築もします。タスクシュート認定トレーナーとして自分らしい時間的豊かさを追求する方々の支援にも注力中。
●X(旧Twitter)田中新吾
●note 田中新吾
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