田中 新吾

失点はしてもいい。でも、どうでもいい失点はしないこと。

タナカ シンゴ

こないだ山登りをした後、一緒に飲んでいた友人からこんな相談を受けました。

” 基本的なことができないやつに注意するのはおかしいことかな? ”

疲れと眠気のおかげで、かなり酔っ払っていたのでもしかしたら全然違ったかもしれませんか、今日はこれについて書いておきたいと思います。

受けた相談に対して

「おかしいことではないし、それは愛があるね。」と素直に答えました。

最初は、基本的な度合いにもよるなあと思っていましたが、話を聞いていると本当に基本的だったんです。

約束した時間にこない。

遅れるにもかかわらず連絡は一つもない。

とかとか。こういうことがデフォルトらしい。

小学校、中学校からの仲間で昔の好みではあるものの、あまりに基本的なことがなっていないから注意したんだけど、なかなか分かってもらえなくて。ということでした。

今までも何度かあったようですが、今回で彼はそのことについては触れないことに決めたんだそうです。(ちょっとこの辺はうろ覚え)

どうでもいい失点が多いのは愚か

この話を受けて考えたことが「どうでもいい失点」です。

はっきり言って、約束を守れないとか、連絡をしないとか、どうでもいい失点だと思います。自分が努力すれば絶対に防げないはずがないにもかかわらず、努力を怠りどうでもいい失点を積み重ね、信用を失うなんて本当に愚かでしかありません。

仕事でもそうです。

何度もメールの名前を間違える、いつも誤字脱字が多い、敬語の使い方がおかしいなどなど。これらもどうでもいい失点だと思います。

仕事で成果がでないひとや、対人関係がうまくいかないひとってこのどうでもいい失点が、かなり多いのだと思うんです。

いわゆる「基礎がしっかりしていない」というのは多分ここなんです。

どうでもいい失点がなくなってはじめて上手く行きだす

不思議なんですが、何事もほんとこれに尽きると思います。

僕自身も今まで仕事をしてきて感じていますし、例えば、サッカーという競技においてもそうです。

基本的なマークの受け渡しができていなくそのために失点をしてしまったとか、ポジショニングが悪くて失点をしてしまったとか、この辺はまさしく、どうでもいい失点です。

そんなチームは当然のように敗北を続けます。でも、どうでもいい失点がなくなった瞬間に守備は安定し、急激に勝ち星を積み上げるようになるんです。

僕はサッカーJリーグを観るのが大好きなので、しょっちゅうDAZNで観ているんですが、好調なチームはどこもやっぱり守備が安定しています。それはすなわち、どうでもいい失点がない状態。

他の事象でもよくよく見ると、どうでもいい失点はしない方がいいことがよく分かるのではないでしょうか。どうでもいい失点がなくなってはじめて上手く行きだすのだと思うんです。

ただ、どうでもいい失点がなくなっても上手く行かないことの方が多いのですが、今日言いたいのはこのことではないのです。

どうでもいい失点をなくすことは、上手く行くための最低条件。

参考記事:波がくるまで待ち続けられるかどうか。

失点は恐れなくていい

(失点を失敗と言い換えた方がピンと来る人はそれで考えてみてください。)

どうでもいい失点は努力で防ぐことはできるけれど、失点はしてしまうものです。

失点は努力だけでは防ぐことができないものだからです。

だからこそ、失点は恐れる必要がありません。失点はしてもいい。

ここまでの思考をツイートにまとめたらこうなりました。

すべてのことにおいて持つべき思考というのは過言ではないと思っています。

この先の人生でも、どうでもいい失点はしないように常に心がけたい。自戒を込めて。

さいごに

こないだ、神奈川県にある塔ノ岳(約1,500m)に登りました。

散歩をしながら会話をすると思考が進むとはよく聞くと思うのですが、山登りをしながら会話をすると更に思考が進む感覚があります。

そんなにたくさん喋る感じではなく、少しづつ喋りながら、喋らないで思考もして、というリズムがとてもいい感じということに気づきました。

11月のトレランに向けて引き続き調整をしていきます。

それでは今日はこの辺で!

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