田中 新吾

店主の顔を忘れないお店。

タナカ シンゴ

その店に行かない時も「今日はどうしているかな?」と、ふとした時に店主の顔を思い浮かべてしまう。

名前を思い出すのに時間はかかったとしても、店主の顔はなぜかすぐに思い浮かぶ。

僕にとってこういうお店になることができているお店の店主って商売が上手だなあと思うんです。めちゃくちゃリスペクトします。

今日はこのあたりについて少し書いてみたいと思います。

北区王子にある「たのかん」

先日、北区王子にある「たのかん」という居酒屋に行きました。

この居酒屋は3年前に偶然見つけたお店でして、そこから時々飲みにいくようになったんですが、出てくるお通しは驚きのクオリティで料理がすべて美味しいです。

こう思える居酒屋はなかなかありません。この日は「あん肝ポン酢」と〆の「出汁茶漬け」にひどく感銘を受けました。

足立区にある老舗酒販店で修行を積んだ店主が選ぶお酒はどれも貴重なものばかりで、日本酒も焼酎もラインナップとその希少性には毎度驚かされます。

それでいて値段もとても良心的で、居心地が最高です。

「(場所制限なしで)都内でオススメの居酒屋ありますか?」と聞かれれば、まず間違いなくオススメする居酒屋です。

店主の顔を忘れないお店

このブログでは何度も言っていることですが、商売の大原則はお客さんを大満足させることに尽きます。

僕は大満足させるための条件に、お客さんの顔が見えていることがあると思っていて、

いい製品、いいサービスであればそれだけで満足はするかもしれませんが、大満足にはならないと思うんです。

でも、お客さんの顔が見えていればコミュニケーションの中から相手が何を求めているのかが分かります。

だからこそ関係性の中から大満足へと近づけることができるのかと。

たのかんの店主がまさにこれです。

そして、店主がぼくらの顔を見てコミュニケーションをしてくれるので、こちらからも「店主の顔」がよく見えます。

そして、顔の見えるコミュニケーションが取れるのでその中から「店主の人柄」もよく見えてきます。

店主の顔が見えて、店主の人柄が分かるお店というのはいつ行っても心地がいいです。

心地がいいと感じたお店の店主の顔は絶対に忘れることがありません。

顔を忘れなくなるので、好きな子のことを思うように、時々「今日はどうしているかな?」なんてことをふと考えてしまうんです。

好きな子には会いたくて会いたくて仕方ありません。だからついつい会いに行ってしまうんですよね。商売にとって重要なことって結局こういうことだと思いますし、恋愛に似ているというのは満更でもないと思うんです。

何だかまとまりのない内容になってしまいましたが、最近商売の原則をあらためて考える機会が多かったのでざっと書いてみました。

さいごに

商売については妻から気づかされることも結構あります。

商売のことまだまだ僕は知りません。そしてとても奥が深い。

それでは今日はこの辺で!

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