田中 新吾

日々の不安やストレスを軽くするためにオススメしたい方法。

タナカ シンゴ

生きているかぎり不安はなくならないし、ストレスもなくならない。

人間という生き物はそういうものなのだと思う。

現在の人間関係で嫌な思いをしたり、未来を憂いたり、過去を振り返って自己嫌悪したり。

そうやって大小様々な不安やストレスを心身に蓄積していくのだ。

私は20代半頃まであまり不安やストレスを感じない方だと思っていたのだが、それは強がりで勘違いでしかなかった。

人間ならば不安やストレスを感じない人は一人もいない。

不安やストレスを完全になくせる人もいない。

タスクの発生に際限がないのと同じように、不安もストレスも消えては生まれ、消えては生まれ、その発生に際限はない。

これにはもう強い確信がある。

そして、この前提に立つとはじめて「不安やストレスを軽くする方法」に頭が向く。

なくせると思っている間は、なくすことを考えてしまうからである。

旅行をする。

居酒屋に行く。

大自然の中に身を置く。

ヨガをする。

ゲームをする。

現代には不安やストレスを軽くするための様々な方法が存在しているが、自分なりに色々試してみた中で一つとてもオススメできる方法がある。

それが「人の役に立つこと」。

人を助けたり、人に喜ばれたり、人に感謝されること。

人の役に立つことをすると不安やストレスは軽くなるのだ。

理由はよくわからないが人間という社会的な動物はたぶんこのように設計されている。

例えば、カラオケで思いっきり歌った帰り道はとても気持ちがいい。

一般的には、蓄積していた不安やストレスが発散されて気持ちよくなったと考えがちだが、こんな考え方もできるのではないだろうか。

不安やストレスが発散されたからではなく、一緒に行った人たちを楽しませたり、喜ばせることができたから気持ちがよくなっているのだと。

つまり、カラオケで「人の役に立つことができた」ということなのだ。

他にも、人の話を「よく聴く」と気分がスッキリするというのがある。

これも人の話をよく聴くことが「人の役に立つ」ことだからそうなる。

実は、人の話をよく聴くことは自分自身がヘルシーな人生を送るために日常的にできるコスパの高い行為だ。

こういう姿勢の人を相手も嫌だとは思わないだろう。

よく聴くことは「自分のため」という動機の持ち方も決して悪くない。

たくさん稼ぎたいと考えると「売り上げ規模」をスケールしようと考える。

これは別におかしな話ではなく普通に誰もが思うことだ。

でも、どこかこれに違和感を感じる自分がいる。

それは売り上げ規模のスケールというのはあくまでも「結果」でしかないからだ。

この結果の前には必ず「人の役に立つ」という過程がある。

つまり、人の役に立つ規模をスケールさせるからこそ、売り上げ規模がスケールするのだ。

当然といえば当然のことなのだが、目先の売り上げばかりに目が眩むとどうしてもこの重要な部分をこぼしてしまう。

そうならないよう肝に銘じ、淡々と人の役に立つ規模をスケールしていこうと日々考えたりしている。

関係性の中から、具体的な顔を思い浮かべて、その人の役に立とうとする。

求められていることをする。

そこに注力をする。

そこに時間をかける。

そうしていると不安やストレスは軽くなっていく。

拙い経験則かもしれないが何かの参考になればと思う。

UnsplashUday Mittalが撮影した写真

【著者プロフィールと一言】

著者:田中 新吾

プロジェクトデザイナー|プロジェクト推進支援のハグルマニ代表(https://hagurumani.jp)|タスクシュート(タスク管理術)の認定トレーナー|WebメディアRANGERの管理人(https://ranger.blog)|「お客様のプロジェクトを推進する歯車になる。」が人生のミッション|座右の銘は積極的歯車

こうやって習慣的にブログを書いていることも多少なりともストレスや不安を軽くすることに繋がっていると思っています。

●X(旧Twitter)田中新吾

●note 田中新吾

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