田中 新吾

「自信を持って語れる物事」が増えれば増えるほど、内面的な「豊かさ」を感じることができる。

タナカ シンゴ

最近、私の習慣に「土器で白湯を飲む」という新しい習慣が加わった。

ということで、土器を購入するに至った背景から触れていきたい。

私の知人でいつもお世話になっている方の一人に萩谷さんという方がいる。

萩谷さんは無肥料無農薬でお米や野菜を作る農家さんで、私が以前地域で企画したマルシェにも出店者として参加していただいた。

参照:はぎや農園

土器の情報リソースはこの方である。

教えてもらったのは昨年〜なのだが、つい最近になってようやく念願が叶い、東京都西尾久にある土器のお店に行くことができた。

お店の名は「土の子」という。

参照:土器づくり体験教室「土の子」

当然だが、土器専門というだけあって土器についての事物しかない。

空間、商品、そしてスタッフの方、全体が土器土器していた。

そこで一目惚れして購入した土器を使って、今私は毎朝白湯を飲んでいる。

そして、すっかり土器に魅了されてしまった私は至る所で「土器」の良さを語るような人間になってしまった。

新しい「推し」が出来た、と言えば今の状況が伝わるだろうか。

このような体験を通してあらためて思ったことがある。

それがタイトルにもある「自信を持って語れる物事」が増えれば増えるほど「豊かさ」を感じることができる、というものだ。

以降でもう少し説明を加えていきたい。

「豊かさ」とはシンプルに言うと「何かがたくさんある状態」のことである。

豊かさは、物質的な豊かさや経済的な富を指すことが多いが、感情や精神的な充実感を表す場合もある。

人の心の充足感や満足感、幸福感など、内面的な豊かさを指すこともあるということだ。

私の観測範囲では、この内面的な豊かさの方が最近はだいぶフォーカスされてきているように思う。

少し話は逸れるが、以前、「自由」について以下のような記事を書いたことがあった。

・この世の中には、裕福になったことで自由になったと思う人もいるが、裕福になったからこそ不自由になった人もいる

・また、職業選択の自由があるから自由になれたと思う人もいれば、そのためにどう生きれば良いか分からないという不自由を感じている人もいる

・ということは、私たちは何らかのあらかじめ決められた「自由な状態」に置かれた時に自由を確信するのではない

・「ああ、今の自分は自由だ」という「感度」を得られている時にそれを「自由」と確信する

・つまり、「感度」こそが自由の本質

参照:人間における最上の価値は、人間の欲望の本質である「自由の感度」だと知った。

内面的な「豊かさ」もこれと全く同じだと私は思う。

つまり、私たちは「ああ、今の自分は豊かだ」という「感度」を得られている時にそれを「豊かさ」と確信するということである。

豊かさにおいても感度こそが本質。

言い方を変えると、内面的な豊かさとは極めて主観的なものなのだ。

そして、それでいいのだろう。

で、そんな内面的な豊かさを増やす方法の一つに「自信を持って語れる物事を増やす」があると私は考えている。

例えば、冒頭の土器。

最近になって私が自信を持って語れるようになった物事の一つだ。

ここのところは、会う人、会う人に土器について渾々と語っているような気がする。

この他にも、白湯のこと、鉄瓶のこと、タングスクレーパーのこと、腹巻きのこと、アルトラというシューズブランドのこと、運動習慣のこと、血流のことなど、日常的に行っている行為において、自信を持って誰かに語れる物事が私には複数ある。

語れるというのは、誰かに語ってきた、語ったことがあるという事実に基づいており、このような状態に対して内面的な「豊かさ」を感じているのだ。

そして、語れるものを増やすことによる豊かさを得るために最も重要だと思うことを挙げるとすれば、それは「自分で試してみる」こと、そしてそれによって「自分らしい言葉」を得ることなのだと思う。

自ら試してみることで、自分の中に身体的なビフォー・アフターが形成され、その他の経験と混ざり合って、自然と自分らしい言葉が生まれてくる。

その自分らしい言葉で語れる状態が豊かさを得るためには重要で、そのために「自分で試してみる」は絶対的に欠かせない。

経験則ではあるがここは強くそう思う。

私の確信の一つと言っていい。

ホンダ創業者の本田宗一郎は以下の有名な言葉を残している。

人生は「見たり」「聞いたり」「試したり」の三つの知恵でまとまっているが、一番大切なのは「試したり」であると思う。

見たり、聞いたり、聞いたりすることでも内面的な豊かさが増えることはあるが、最も大事なのは試してみること。

今の私にはこのような解釈をすることもできる。

内面的豊かさを得たいと思う人にとって少しでも参考になれば嬉しい。

UnsplashNick Fewingsが撮影した写真

【著者プロフィールと一言】

著者:田中 新吾

プロジェクトデザイナー|プロジェクト推進支援のハグルマニ代表(https://hagurumani.jp)|タスクシュート(タスクと時間を同時に管理するメソッド)の認定トレーナー|WebメディアRANGERの管理人(https://ranger.blog)|座右の銘は積極的歯車。|ProjectSAU(@projectsau)オーナー。

●X(旧Twitter)田中新吾

●note 田中新吾

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土器火鉢で焼き鳥パーティーをしたんですが、それはもう至福でした。

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