田中 新吾

相手の立場に立って考えるために最も重要なこと。

タナカ シンゴ

よく「相手の立場に立って考えよう!」とは言うものの、実際にどうやればいいのかを詳しく教えてくれる人は少ないと思います。

少なくとも私の場合、今までの人生では一人もいませんでした。

相手のどの立場で考えればいいのか?

相手の行動を考えるのか?

相手の考えていることを考えるのか?

そして考えた後にどうすればいいのか?

相手の立場に立ったらいいことはなんとなくわかるんですが、情報が足りないため相手の立場に立つことができない。いくらそのつもりでいても、全然立つことができません。

つまり、私にとって「相手の立場に立って考えよう!」は今の今まで思考停止ボタンを押されることでしかありませんでした。

だからこそ、このことについて深く考えることはしなかったし、誰かに対して「相手の立場に立つべきだよ」とアドバイスをするようなことはほとんどありませんでした。

相手が大事にしていることを大事にすること

でも、最近ようやく自分の中で腑に落ちる解釈ができるようになりました。

その解釈とは相手の立場に立って考えるとは、相手が大事にしていることを大事にすること、ということです。

「相手の立場に立って考えよう!」では、何をしたらいいかイメージすることができなかったんですが、「相手が大事にしていることを大事にする」であればイメージができます。

当然、相手によって大事にしていることは違います。

家族かもしれないし、会社かもしれないし、同僚かもしれないし、恋人かもしれない。はたまた価値観や自己哲学かもしれない。そして、一つではなく、複数持っていることの方が多いのではないでしょうか。

何がその人にとって大事なことなのかを知ろうとし、そうして知っていく営みそのものが相手が大事にしていることを大事にすることであり、これこそが相手の立場に立って考えることなんだと思ったんです。相手の立場に立つとは、本当はこういうことなのかと。

人が興味を持っていること=圧倒的に自分のこと、というデータがあるようですが、このデータからも、相手が大事にしていることを大事にすることが、相手の立場を理解することに繋がることがわかります。

ちなみに「相手の立場になって考えてみる」は英語で「put yourself in ~’s shoes(相手の靴に自分を入れる)」というフレーズを使って言うことができるみたいです。ちょっとした豆知識として。

実際、反応もありました

この思考の元ツイートがこちらです。

日頃のツイートの中でもいいねが多くついた方ではないでしょうか。

このことについてストンと腑に落ちたと表現してくれたひともいました(友人のやばこさん)。

相手の立場に立って考えるために最も重要なことは、相手が大事にしていることを大事にすること。

自分にとってこれはとても大きな発見であり、言語化でした。

さいごに

こないだの土曜日から今日まで仕事で山奥に行っていました。

昨日は蒸し暑く、今日は冷たい雨に降られて、体力が削られていたんですが、帰りに温泉に寄って、サウナ→水風呂→休憩を繰り返したら随分と回復しました。

回復したのでこうしてブログを書くことができたと思います。

書き続けるためには自分の「いい状態」を保ち続けることが重要であることが実感とともに分かってきています。続けるためにはこれがいちばん大事。

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