田中 新吾

アドバイスの本質は心の偏りを直してバランスをとってあげること。

タナカ シンゴ

少し前ですが、こんなツイートをしました。

アドバイスの本質は「心の偏りを直してバランスをとってあげること」だと思うんです。

今日はこのことについて少し補足を。

理解力の前に、共感力と共振力が重要

僕は、頭で分かっただけでは心の偏りを直すことはできないと思っています。

つまり、理解力がどんなに高かろうともその力頼りのアドバイスでは、本質からはズレてしまうということ。心の偏りを直すためには、心で分かることが重要。

だからこそ、重要なのは共感力と共振力だと思うんです。

いずれも他者に寄り添うことが得意なひとが持っているもので、一見すると、両者はとても似ていますが、それぞれ違った性質があると感じています。

共感力というのは、相手の立場に立つこと。もっと言うと、相手が大事にしていることを大事にすることです。以前ブログにも書きました。

” やっぱりコミュニケーションで大事なことは「相手が大事にしていることを大事にすること」だと思う。

「相手の立場に立ちましょう!」と言われてもよくわからないけど「相手が大事にしていることを大事にしましょう!」と言われれば分かるので行動になる。

相手の立場に立つとは本当はこういうことかと。”

そして共振力とは、隣に居てただ一緒に揺らいであげることだと思っています。

株式会社Waseiの鳥井さんが書いていたこの記事はとても参考になりました。

” 今の僕の仮説は、共振力は「すぐに答えを出さないこと」なのかなと。

答えというか、ものごとを前進させようとはしないこと。

ただただ一緒に揺れる、ただただ一緒に振れる。”

アドバイスを求められるとどうしても「何か答えを出してあげないと!」と思いがちですが、共振することはそれとは大きく異なるということです。

共感力や共振力が高いひとは心を分かることが上手。心を分かることができるから、心の偏りを把握し、バランスをとってあげることができるのかと。

もう一度言いますが、アドバイスの本質は心の偏りを直してバランスをとってあげること。

だからこそ、理解力の前に心を分かる共感力と共振力が重要。

今回書いたことは、年齢のせいなのかアドバイスを求められることが多くなってきているからこそ心に留めておきたいことでした。

さいごに

このツイートも大切にしている考えの一つです。

心を知ろうとせず、分かろうとせずに物事をやる場合はどうしても粗雑になりがちだと思っています。当然、物事のやり方はひとそれぞれあっていいと思いますが、個人的にはなるべく緻密でありたい。

だからこそ、日々の内省を怠らず自分の心を知ることからやってみている感じです。まだまだ全然分かってはいないんですがね。

それでは今日はこの辺で!

記事URLをコピーしました